重曹を使ってホワイトニング⁉重曹うがいのやり方や効果と副作用

身近なアイテムである「重曹」は、掃除や洗濯に広く使用されています。最近では、歯のホワイトニングにも活用できると話題になっていますが、その効果や副作用について実際に調査してみました。

重曹は、食塩水に二酸化炭素を加えて作られる炭酸水素ナトリウムとも呼ばれる物質です。炭酸水素ナトリウムは本来、人体に無害な物質であり、そのため安全性の高いお掃除アイテムとして広く利用されています。また、入浴剤やふくらし粉などにも幅広く活用されています。

重曹はアルカリ性であり、口内の酸性を中和することで虫歯予防に効果があると考えられ、口内ケア用品として注目されています。さらに、重曹には研磨作用があり、歯の着色汚れを落とす効果があるため、ホワイトニングにも利用されることが話題となっています。

身近なもので歯のホワイトニングができるなら、非常に便利ですが、重曹を使用して本当にホワイトニングができるのか気になりますね。

まず、話題のホワイトニング方法として、重曹を使った方法をご紹介します。歯磨き粉に重曹と塩を加えることで、歯の表面の汚れや着色汚れを取り除き、綺麗にすることができます。また、アルミホイルは歯磨き粉を歯に密着させるために使用します。

◇重曹を使ったホワイトニングのやり方

①重曹、歯磨き粉、塩を適量混ぜ、歯の全体に塗る

②その上からアルミホイルで歯の全体を覆う

③1時間ほど経ったらアルミホイルを外し、歯磨きをして口をゆすぐ

重曹は、頑固な汚れを落とすクレンザーとしても使用されるほど、強力な研磨剤の効果もあります。ブラッシングに重曹を使用する際は、強くこすりすぎないように注意してください。

重曹と同様に、レモンに含まれるクエン酸は汚れを中和し溶かし落とす働きがあるため、重曹にレモンを絞って自家製のホワイトニング剤を作る方法が話題になっています。レモンもお掃除剤として使用されることがあります。歯のホワイトニングにも効果があるのでは…？ということで話題になっていますが、実はレモンを使ったホワイトニングはおすすめできません。歯を強い酸性のレモンでこすって表面が白くなるように見えることがありますが、実際には酸はエナメル層まで溶かす可能性があります。エナメル質は歯を守る役割を果たしているため、溶かされたり削られたりすると歯が傷つき、痛みが出たり虫歯になりやすくなる可能性があります。自己判断でホワイトニングにレモンを使用するのは危険ですので、やめましょう。

「重曹うがい」という方法がネット上やSNSで話題になっていますが、ご存知でしょうか？ この方法は、重曹のアルカリ性を利用して、歯磨き後に重曹を水で溶かしてうがいすることで口内の細菌の酸性を中和し、虫歯予防効果があると言われています。 今回は、重曹うがいの方法や効果、副作用の有無についてご紹介します。

◇重曹うがい水の作り方

重曹うがい水の作り方は非常に簡単です。水に重曹を溶かすだけです。目安としては、水100ccに重曹を小さじ半分ほど溶かして使用します。また、重曹うがいと言っても、がらがらうがいをするのではなく、重曹うがい水を口に含んで、くちゅくちゅとうがいをした後に吐き出すようなイメージで使用します。

◇重曹うがいの効果は？

重曹を使ったうがいは口内を中性にし、歯周病や口臭の改善に役立つと言われています。重曹には歯の着色汚れやタバコのヤニなどによる汚れを取るホワイトニング効果も期待できますが、ホワイトニングを目的とする場合は、うがいよりも直接歯をブラッシングする方が効果が高いと言えるでしょう。

◇重曹うがいの副作用

重曹うがいには副作用が起きる可能性があると言われています。重曹は炭酸水素ナトリウムという塩と同じナトリウム化合物で構成されています。そのため、もし重曹うがい中に過剰に重曹を含んだ水を飲んでしまうと、塩分の摂取が過剰になる可能性があります。また、重曹はアルカリ性の物質で、油脂やタンパク質を分解する働きがあります。そのため、重曹による歯磨きやうがいを頻繁に行うと、口内の粘膜である歯茎やのどを刺激し、ダメージを与える可能性があるため、注意が必要です。

自宅で簡単にできる重曹を使った歯磨きやうがいは効果的ですが、過剰な使用や間違った方法は歯の表面を傷つける可能性があります。安全かつ効果的なホワイトニングを希望する方には、「セルフホワイトニング」がおすすめです。セルフホワイトニングも自分でホワイトニングを行う方法ですが、専門スタッフが適切なケア方法を教えてくれ、歯を削らずしみないジェルを使用するため、安心してホワイトニングを行うことができます。効果も高く評価されており、本格的なホワイトニングを希望する方におすすめです。ぜひチャレンジしてみてください。