医療ホワイトニングの後は食べ物に注意！避けるべき物と食べても大丈夫な物

医療ホワイトニングを行った直後の歯は、再着色が起きやすい状態になるのをご存じでしょうか？
今回は医療ホワイトニングの後に注意すべき食べ物と、歯への着色が起こりにくい食べ物を紹介していきます。

医療ホワイトニングとは、主に歯科医院などの医療機関で「過酸化水素」や「過酸化尿素」といった薬剤を使用して行うホワイトニングのことです。これらの薬剤を使ったホワイトニングでは、歯の表面を覆っているペリクルという保護膜を剥がして歯の内部まで漂白する効果があるため、ホワイトニング直後は歯の保護膜であるペリクルがない状態となってしまい、着色汚れが付着しやすいのです。

このペリクルは自然に元の状態まで再生されますが、ペリクルが再生されるまでには24時間～48時間かかってしまいます。そのため、歯への再着色を防ぐには、最低でも24時間は着色しやすい飲食物を避けることが必要となります。

医療ホワイトニング直後は歯への再着色が起こりやすい状態になるため、最低でも24時間は飲食物に注意しましょう。避けるべき飲食物は下記の通りです。

◇色の濃い飲食物

焼きそばやカレーライスなど、ソースがかかった食べ物や唾液と混ざりやすい食べ物は、口の中に色が残りやすく、歯にも着色しやすいと言われています。また、味噌やミートソースなども、色の濃い食べ物に含まれます。しかし、色が付きやすいと感じる食べ物でも、白っぽいものや色の薄い食べ物であれば、特に意識しすぎる必要はありません。

◇ポリフェノールを多く含む飲食物

ポリフェノールを多く含む食べ物や飲み物には、チョコレートやココア、赤ワイン、ブドウなどがあります。特に赤ワインは着色汚れの原因になると言われているため、摂取を控えることが望ましいです。また、チョコレートも歯に付着しやすい食べ物ですので、ホワイトニングをした後は1～2日間は摂取を控えることが無難です。

◇タンニンやカテキンを多く含む飲み物

飲み物にはタンニンやカテキンが多く含まれており、緑茶やウーロン茶、ほうじ茶、コーヒー、紅茶などがその代表です。これらの飲み物は歯に着色汚れを付きやすくするため、ホワイトニングをしていない方でも注意が必要です。

◇色が薄くても大豆製品には注意

色が薄いため気に留めない方が多いかもしれませんが、納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品も避けた方がいい食べ物です。大豆に含まれているイソフラボンはポリフェノールの一種で、歯の着色の原因になります。歯の黄ばみの原因になる可能性がありますので、ホワイトニングの後は控えておきましょう。

◇酸性の強い飲食物

ホワイトニング後の歯はペリクルが剥がれているため、刺激が強い酸性度の高い食べ物は避けるようにしましょう。例えば、わさびやマスタード、酢、マヨネーズ、トマト、レモンなどが挙げられます。

食べ物や飲み物を選ぶ際には、避けるべきものや注意すべきものが意外と多いと感じた方もいるかもしれません。何を食べればいいのか迷ってしまうこともあるかもしれませんね。そこで、ホワイトニング後におすすめの飲食物をまとめてみたので参考にしてください。

◇主食

ご飯とパン、どちらも気にせず食べられます。パスタを食べたい場合は、クリームソース系のカルボナーラなどがおすすめです。ただし、トマトソースや豆乳を使ったソースは避けましょう。ラーメンを食べたい場合は、塩ラーメンや豚骨ラーメンがおすすめです。

◇おかず

大豆製品を避ければ、ホワイトシチューなどの色の薄い料理は問題ありません。焼き鳥や焼肉は食べられますが、タレで食べるのは避け、塩味を選びましょう。サラダを食べる際はトマトを避け、酢の強いドレッシングも控えてください。酢とマヨネーズなら、マヨネーズの方が酸性度が低いため、サラダに合わせるのであればマヨネーズがおすすめです。お漬物は食べても大丈夫ですが、キムチやチャンジャは避けてください。

◇飲み物

おすすめのお酒は白ワインや色のない日本酒と焼酎です。牛乳もノンアルコールの選択肢としてありますが、一番安心して飲めるのは水です。

避けるべき飲食物でも、どうしても食べたくなってしまった。他の人の都合で避けられない。といった場合もあるかもしれません。そんなときの対処法をご紹介します。

◇食べる前に水を1杯飲む

口内が乾いていると、歯への着色がしやすくなると言われています。そのため、食事の前に1杯の水を飲んで口内を潤すことで、着色しにくい状態を作ることができます。

◇食後すぐに歯磨きする

食後すぐに歯磨きをして、汚れをその場で落とすのは効果的な方法です。歯磨きをする際には、ホワイトニング用の歯磨き粉を使用することをおすすめします。研磨剤の含まれている歯磨き粉を使用する場合は、歯を傷つける恐れがあるため、力を入れすぎないように注意しましょう。

◇ストローを使用する

避けるべき飲み物の場合は、ストローを使ってなるべく歯に付かないように飲むことで、歯への着色を防ぐことができます。歯に付いてしまったときは、水を飲んで洗い流すのも効果的です。

ホワイトニング後24時間とはいえ、飲食物に注意しながら生活するのは大変ですよね。

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医療ホワイトニングで白くなった歯はずっと続くわけではなく、定期的にメンテナンスが必要です。気を付けていても2～3ヶ月もすれば元の黄色い歯に元通りなんてことも。定期的にメンテナンスが必要なら費用が少しでも安い方が良いですよね。

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