【ホワイトニング用品】市販で買えるものと買えないものの違い!
2024/05/222024/05/22
「歯科医院のホワイトニングで使う薬剤が薬局で販売されていたらいいな」と思ったことはありませんか。薬局に行っても、歯のホワイトニング用品がたくさんありすぎて、どれを選べばいいかわからないこともあるでしょう。
今回は、薬局で販売されているホワイトニング剤の種類や、歯科医院で使用されるホワイトニング剤やネットで購入できる市販品との違いについて解説し、歯を白くするための選択肢の中から、おすすめのホワイトニング方法をご紹介します。
目次
処方品と市販品の違い
◇歯科医院での処方品
歯科医院で処方されるホワイトニング剤には、歯の内部を漂白する成分として「過酸化水素」と「過酸化尿素」が配合されています。これらの成分により、色素や着色を無色透明に分解し、歯を白くする効果があります。
ほとんどのクリニックで行われるホワイトニングでは、「過酸化水素」が配合された薬剤が使用されています。過酸化水素は、口内の消毒だけでなく、体の消毒などにも使用されており、米国食品医薬品局(FDA)によって安全性が認められています。
また、歯科医院で処方されるホームホワイトニングの薬剤には、よく「過酸化尿素」が配合されています。過酸化尿素は、自然に尿素と過酸化水素に分解されるため、効果としては過酸化水素と同じです。ただし、過酸化水素の濃度が低いため、漂白効果は弱まりますが、時間をかけて緩やかに漂白するため、痛みや刺激を与えづらいというメリットもあります。
◇薬局で買えるホワイトニング用品
日本では、市販の歯磨き粉や歯のホワイトニンググッズには、歯の漂白成分である過酸化水素や過酸化尿素は配合されていません。これは、日本の薬事法によって過酸化水素が毒物および劇物として指定されているためです。
簡単に言えば、過酸化水素は取り扱いを誤ると火傷や怪我などの事故につながる可能性があり、一般の人が知識のないまま使用するのは難しい成分です。そのため、薬局などで販売されているものには含まれていません。ちなみに、薬局で見かけることがある消毒剤の「オキシドール」は、過酸化水素を薄めて3%前後の濃度にしたものです。
したがって、一般的に薬局などで手に入るホワイトニンググッズには、過酸化水素や過酸化尿素は含まれていない歯磨き粉や、歯の表面に色をつける歯のマニキュアなどが該当します。
【歯磨き粉】
歯磨き粉には、着色を予防する成分やステインを除去しやすくする成分が含まれています。市販の歯磨き粉で着色を防ぎたい場合は、「ピロリン酸ナトリウム」や「ポリリン酸ナトリウム」、「ヒドロキシアパタイト」などの成分が含まれたものを選ぶと良いでしょう。
【歯のマニキュア】
歯のマニキュアは、着色を取り除く効果は期待できませんが、爪に塗るマニキュアのように薬剤を塗ることで黄ばみや汚れを隠す効果があります。薬局やコスメショップなどでさまざまな製品が販売されており、手に入れやすいです。
ただし、製品によっては塗布する際にムラができたり、食事をするとすぐに落ちてしまうものもあり、扱いが難しいこともあります。しかし、上手に塗布できれば即効性があり、便利な商品と言えるでしょう。ムラなくキレイに仕上げたい人や白さを長くキープしたい人には、歯科医院での施術がおすすめです。歯科医院での歯のマニキュアは数日から半年持つものもあり、持続期間や効果によって価格が異なります。また、歯のマニキュアを施術している歯科医院は限られているため、希望がある場合は事前に確認することをおすすめします。
◇ネット通販で買える薬剤
アメリカでは、歯のホワイトニングが一般的になっており、高濃度の「過酸化水素」を含む薬剤や歯磨き粉が簡単に手に入ります。一方、日本の薬局ではこれらの商品は入手できませんが、通販を利用すれば輸入品として自宅に届けることができます。ただし、これらの成分は欧米人向けに作られているため、日本人の歯や歯茎には合わない可能性があります。そのため、一般の方が自己判断で使用することはお勧めできません。過酸化水素や過酸化尿素を含む薬剤は、使い方を誤ると歯や歯茎を傷つける原因となります。
市販で購入できるホワイトニング用品のメリット・デメリット
◇メリット
歯科医院に通院せずに、近くの薬局やネットで手軽にホワイトニング商品を購入できるのは、メリットと言えるでしょう。忙しい主婦やサラリーマンは、歯科医院に何度も通う必要があるホワイトニングでストレスを感じることもあります。市販品なら自宅でケアできるので便利です。さらに、歯科医院のホワイトニングよりも比較的安価な価格設定も魅力的かもしれませんね。
◇デメリット
市販品のホワイトニングにはいくつかのデメリットがあります。まず、全てが自己責任となることが挙げられます。自宅でホワイトニングを行う場合、時間の置き方や頻度、継続期間などを自分で調整する必要があります。特に、アメリカ製のホワイトニング薬剤や歯磨き粉など、ネットで購入できる商品は取り扱いに注意が必要です。
日本では、通常濃度が高いホワイトニング薬剤は医師が取り扱う必要があり、市販されていません。もし自己責任でホワイトニング剤を取り寄せ、説明書を無視して自己流でホワイトニングを行うと、歯や歯茎にダメージを与えてしまう可能性があります。
歯をキレイに保つための黄ばみ予防
歯科医院にかからずに手軽にホワイトニングをするために、自己流で誤った方法を続けることは避けましょう。そうすると、歯を傷つけたり知覚過敏の症状を引き起こしたりしてしまい、結局は歯科医院に通うことになります。それによって余計にお金がかかることもあります。大切なのは、毎日の生活の中で着色を予防することです。
◇着色しやすいものは避ける
飲食物には、歯に着色しやすいものがありますので、着色を防ぎたい場合はそれらを控えることが重要です。例えば、コーヒーやワイン、緑茶、紅茶にはタンニンという成分が含まれており、ブドウやブルーベリーにはアントシアニンが含まれています。また、タバコにはタールが含まれており、これらが着色の原因となります。特にホワイトニングを行った後は、歯を保護している薄い膜であるペリクル層が剥がれており、着色しやすくなっていますので、注意が必要です。ホワイトニングの種類によっては、ペリクル層が再生するまでの間、食事制限が必要な場合もあります。
◇飲食後は歯磨きをする
飲食物を摂取した後、すぐに歯磨きをするかしないかで、ステイン(着色)の付きやすさが異なります。ステインを避けたい場合は、食事後にすぐに歯磨きをすることを心がけましょう。歯磨きができない場合は、口を水でゆすぐだけでも、何もしないよりは着色を予防することができます。
◇ガムを噛んで着色予防
唾液が減少すると、歯の表面に汚れやステインが残りやすくなります。キシリトール入りのガムは甘みがありながら、虫歯の原因となる酸を作りにくくする効果があります。食事の後に歯磨きができない場合は、ガムを噛むことで着色を予防することもできます。
過酸化水素を使用したサロンでできるホワイトニング
歯科医院でのホワイトニングは健康保険適用外のため、費用が高くなりがちです。また、市販のホワイトニング用品では効果が低かったりと、期待通りの効果が得られないことがあります。
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通常、セルフホワイトニングでは「酸化チタン」などの安全な成分を使用したホワイトニングで、歯の表面に付着した着色汚れを落として、元の自然な白さに戻すのが特徴で、元々の歯の色より白くすることはできません。しかし、「過酸化水素」を使用したホワイトニングでは、薬剤の漂白効果とフリーラジカルという歯を白く見せる作用により、元々の歯の色よりも白くすることができます。
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