ブライダルホワイトニングとは?かかる期間と費用
2024/04/152024/05/21
多くの女性が結婚式に向けて、スキンケアや脱毛、まつげエクステなどの美容ケアに力を入れています。その中でも、ブライダルホワイトニングが注目されており、最近では花婿さんも施術することがあるそうです。この記事では、ブライダルホワイトニングの施術内容や効果、そして挙式の何日前から始めればいいのかについて詳しく解説します。
目次
ブライダルホワイトニングとは?
ブライダルホワイトニングは、結婚式に向けて歯を白く美しくするための施術です。挙式当日を目指して、希望する歯の白さを決めてホワイトニングを行います。特別な施術ではなく、一般的なホワイトニングの方法で行われます。ブライダルホワイトニングにはいくつかの種類がありますが、どれを選ぶにしても、効果を得るためには複数回の施術が必要です。効果を実感するためには、結婚式の2ヶ月前くらいから始めることがおすすめされています。もし難しい場合は、遅くとも1ヶ月前には始めましょう。結婚式の準備で忙しく、1ヶ月を切ってしまっている方もいるかもしれませんが、その場合でも安心してください。ホワイトニングできる方法があります。
ブライダルホワイトニングをするメリットは?
ブライダルホワイトニングは、結婚式当日に素敵な笑顔を演出したいプレ花嫁やプレ花婿にとって頼りになる存在です。一方、「ホワイトニングを受けるべきかどうか」と迷っている方もいるかもしれません。そんな方のために、ブライダルホワイトニングのメリットについてご紹介します。
◇まわりに好印象を与える:結婚式は新郎新婦にとって特別な1日です。笑顔が溢れる日になるでしょう。歯が白いと、良い印象を与えることができます。その日の主役であり、注目を集めるためには、「素敵な笑顔」でいたいものです。しかし、幸せいっぱいな表情も、歯の黄ばみが目立つと残念な印象を与えるかもしれません。結婚式は思い出に残る大切な日。花嫁姿を素敵に見せるためには、歯もホワイトニングできれいにして臨むのがおすすめです。
◇ウェディングドレスは歯の黄ばみが目立つ:結婚式では、白無垢や純白のウエディングドレスを身に着けます。普段は気にならない歯の黄ばみも、白い衣装を着ると目立ちやすくなります。衣装合わせの際には、主にドレスのデザインやフィット感をチェックするため、歯の黄ばみに気づかないこともあります。しかし、結婚式当日にメイクをして鏡を見た際に、歯の色が気になることがよくあります。後で写真を見返すと、思っていた以上に歯の黄ばみが目立っていることに気づき、後悔する可能性もあります。
ブライダルホワイトニングの方法とそれぞれの期間
ブライダルホワイトニングの方法は、結婚式まで1~2ヶ月間かけて行う方法と、結婚式まで期間が限られている場合に分けて解説します。自分に合った方法を見つけてみてください。
◇オフィスホワイトニング:歯科医院で受けるホワイトニングは、「オフィスホワイトニング」と呼ばれます。この施術では、特別な薬剤を歯に塗り、ホワイトニング専用の光を照射して歯を白くします。1回の施術で即効性があり、効果を感じやすいですが、持続性は期待できません。個人によって異なりますが、希望の歯の白さに近づけるためには通常、1ヶ月に2~3回程度通うことが多いです。オフィスホワイトニングは希望の色になるまで複数回通う必要があり、1回にかかる費用は15,000円~70,000円です。
◇ホームホワイトニング:歯科医院でマウスピースを作成し、歯科医師の指導のもと自宅で行うホワイトニングを「ホームホワイトニング」と呼びます。オフィスホワイトニングと比較すると効果が実感しにくいものの、一度歯の色が白くなると持続性が高い特徴があります。個人差はありますが、通常は4~8週間かけて理想の歯の色に近づけていきます。ホームホワイトニングは専用のマウスピースの作成と薬剤にかかる費用で、20,000円~50,000円です。
◇デュアルホワイトニング:「デュアルホワイトニング」とは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた施術方法のことです。オフィスホワイトニングの即効性とホームホワイトニングの持続性を兼ね備えた効果的な治療法です。しかし、両方の施術を受けることになるため、費用は高額になります。結婚式に多くのお金をかけたくない人には、この施術方法は適していないと言えるでしょう。デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングと同様で、通った回数分費用がかかるため、50,000円~100,000円です。
◇セルフホワイトニング:医療機関ではない美容サロンなどで行うホワイトニングを「セルフホワイトニング」と呼びます。ホワイトニングの全ての行程を自分自身で行い、歯を白くしていきます。歯科医院で行うホワイトニングと比べると効果は薄いですが、費用を抑えたい人には便利です。個人差はありますが、4・5回の施術で歯本来の白さを取り戻せます。1回の費用は、2,000円から6,000円です。
すぐに歯を白くしたい!
結婚式まで時間がない場合は、即効性のある方法がおすすめです。歯科医院で行うオフィスホワイトニングなら、1回の施術でも効果を実感しやすいでしょう。一方、ホームホワイトニングは即効性がないため、結婚式当日までにトーンアップするのは難しいかもしれません。短期間で効果を最大限に実感したい方は、以下の方法を検討してみることもできます。
◇特殊なライトを使用するオフィスホワイトニング:オフィスホワイトニングは、1回の施術で効果が高い特徴があります。薬剤の濃度が低く(約15%)、1時間の施術でも歯を傷めずに白くすることができます。NASAの元技術者によって開発されたこの方法は、他のホワイトニングよりも効果が大きいと言われています。1回の施術で8~10段階も歯を白くすることができるとされており、その秘密は専用のライトを使用することにあります。このライトはホワイトニング効果を高める働きをしてくれるため、低濃度の薬剤でも効果を実感することができます。ただし、1回の施術で大きな効果が得られる分、費用が高い方法となります。
◇歯のマニキュア:歯の応急処置として、歯科医院で歯専用のマニキュアを塗布する方法があります。この歯のマニキュアは、爪に塗るマニキュアのように歯をコーティングし、ツヤを出すことができます。また、銀歯などの人工歯も白くすることができるメリットがあります。ただし、ホワイトニングとは異なり、歯そのものを白くすることはできません。しかし、短時間で希望の白さにすることができるため、結婚式など期間が限られている場合には検討できる方法です。通常、1~2週間ほど持続するため、結婚式までの期間に利用することができます。
◇ラミネートベニア:ラミネートベニアは、歯の上に薄い人工歯を貼ることで、歯の色を美しく白く見せる方法です。この方法を使えば、すきっ歯や段差のある歯も目立たなくなります。施術は2回のみで、最短で1週間ほどで歯を白くすることができます。ただし、デメリットとして、ラミネートベニアを貼るためには歯の表面を薄く削る必要があります。歯を削ること自体は痛みはありませんが、健康な歯に施術を行うことにはリスクがあるため、注意が必要です。
ブライダルホワイトニングの注意点
◇虫歯があるときは治療が優先:虫歯や歯周病がある場合、ブライダルホワイトニングを受けることはできません。なぜなら、歯周病や虫歯がある状態でホワイトニングを行うと、知覚過敏を引き起こす可能性があるからです。また、ホワイトニングの施術には1〜2ヶ月程度かかるため、その間に虫歯が進行する可能性も考えられます。さらに、ホワイトニングに使用する薬剤は、虫歯治療で使用する詰め物を剥がす可能性があるため、虫歯治療とホワイトニングを同時に行うことはできません。まずは治療を優先し、その後にホワイトニングの施術を受けることになります。ブライダルホワイトニングを考えている場合は、早めに歯科医院を受診し、歯と歯茎の状態を確認し、必要な治療を受けることをおすすめします。
◇妊娠中・授乳中はホワイトニングができない:ホワイトニングに使用される薬剤は、赤ちゃんの体や母乳に悪影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中や授乳中はホワイトニングを受けることはできません。しかし、結婚式当日に白い歯で迎えたい場合は、ホワイトニング専用の歯磨き粉を使用したり、歯のマニキュアなどを使って白く見せることがおすすめです。
◇詰め物や差し歯はホワイトニングできない:ホワイトニングの施術で白くできるのは天然の歯のみです。詰め物や差し歯は人工物なので、ホワイトニングで白くすることはできません。詰め物や差し歯を白くしたい場合は、歯科医院で明るい色のものに交換する必要があります。また、ラミネートベニアの施術を受けることも選択肢の一つです。検討中の方は、歯科医師に相談してみてください。
◇ホワイトニング直後は色素が濃い飲食物を控える:ホワイトニングで白い歯を手に入れたら、その美しい状態を保ちたいと思うのは自然なことです。ホワイトニング後は、色素の濃い飲食物を控えることが重要です。これにより、歯が着色しにくくなります。特に結婚式当日までは、これらの飲食物を摂取することを避けることがおすすめです。ただし、オフィスホワイトニングの「ポリリンホワイトニング」を受けた場合やセルフホワイトニングは、歯の表面がコーティングされるため、飲食物に気をつける必要はありません。
◇ホワイトニングの効果は永遠ではない:ホワイトニングの効果は永続的ではなく、時間が経つと元の歯の色に戻ります。オフィスホワイトニングの場合、約2ヶ月で色が戻ることがありますので、ブライダルホワイトニングを受ける際には注意が必要です。色戻りを防ぐためには、自宅でホームホワイトニングを行ったり、ステインを予防する歯磨き粉を使用することがおすすめです。
まとめ
結婚式当日に素敵な笑顔で迎えるためには、ブライダルホワイトニングがおすすめです。後悔しないためにも、検討中の方は前向きに考えることをおすすめします。歯を白くする方法は複数ありますので、予算や結婚式までの期間を考慮して自分に合った方法を選んでみてはいかがでしょうか。
「セルフホワイトニング」は、たった30分でホワイトニングができるので、結婚式前の忙しい時期でも余裕を持って施術を受けることができます。さらに、一般的なホワイトニングに比べて低価格なので、予算を気にせずにホワイトニングを楽しむことができます。ブライダルホワイトニングを考えているなら「セルフホワイトニング」を検討してみてはいかがでしょうか。