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歯が変色する5つの原因を色・状態別に解説

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歯が変色する5つの原因を色・状態別に解説

歯が変色する5つの原因を色・状態別に解説

2024/04/132024/05/21

誰もが白くて美しい歯を保ちたいと願っていますが、いつの間にか歯が黄ばんだり、茶色や黒に変色したりすることがあります。歯の色が変わる原因とその対処法について、本記事では紹介します。

目次

    歯が変色する5つの原因①

    ◇着色汚れ(茶色くなる):歯にステイン(着色汚れ)が付着し、歯の色が変わる原因となることがあります。ステインが付着する原因となるのは、色素の濃い食べ物や飲み物です。特に、ポリフェノールが多く含まれる食べ物や飲み物は、ステインの原因となりやすいです。例えば、コーヒーや紅茶、烏龍茶などのタンニンやカテキン、赤ワインやチョコレートなどです。また、タバコのヤニも歯に付着すると、茶色くなります。これらステインの原因となる飲食物をよく摂取している方、また喫煙の習慣がある方で、歯の色が気になる場合は、着色汚れが原因と考えられます。

    ◇加齢(黄ばむ):もし歯が黄色く変色している場合、それは加齢による可能性があります。年を取ると、歯のエナメル質の内側にある象牙質が厚くなり、象牙質の黄色がエナメル質から透けて見えることがあります。エナメル質は半透明であり、年齢を重ねるにつれて徐々に薄くなることがわかっています。象牙質が厚くなる一方でエナメル質が薄くなるため、象牙質の色がより透けやすくなり、歯が黄色く見えるのです。

    ◇虫歯や虫歯の治療後(一部が茶色・黒くなる):虫歯があると、歯の表面が溶けて一部が茶色または黒く変色します。また、虫歯治療を受けた歯の白い詰め物も、経年劣化で変色することがあります。白い詰め物に使用されるコンポジットレジンは、天然歯に近い色調に仕上がる特徴がありますが、経年劣化しやすく徐々に茶色く変色することがあります。また、コンポジットレジンと歯の隙間にステインが入り込むこともあり、この場合、歯を丁寧に磨いてもなかなか取り除くことができません。

    歯が変色する5つの原因②

    ◇歯の神経が死んでいる(1本だけ茶色・黒くなる):虫歯治療で神経を抜いたり、強い衝撃を受けて神経が死んだりした歯は、時に茶色や黒く変色することがあります。これらの歯は「失活歯」と呼ばれますが、神経を失った直後は外見に大きな変化は見られません。しかし、時間の経過とともに徐々に歯の変色が進行します。神経を失うと、その部分の血液循環が停止し、象牙質のコラーゲンなどが古くなって変色を引き起こすため、象牙質の色が濃くなるのです。

    ◇テトラサイクリン歯(グレー・縞模様になる):もし歯の色がグレーまたは縞模様に変わっている場合、それはテトラサイクリン歯かもしれません。テトラサイクリン歯とは、0歳から12歳の間に大量のテトラサイクリン系抗生物質を摂取することで歯の変色が起こる状態を指します。テトラサイクリン系抗生物質には蛍光粒子が含まれており、それが歯の中に取り込まれて象牙質のカルシウムと結合し、色素沈着が起きてしまうのが歯の変色の原因です。また、テトラサイクリン歯には、紫外線に当たると次第に色が濃くなって目立つようになる性質があります。過去には、テトラサイクリン系抗生物質が多用されていた時期がありました。しかし、歯の変色が確認されたことで、最近では12歳までの子どもへの処方は極力控えるようになってきています。

    変色した歯をキレイにする方法①

    ◇着色汚れの場合:歯の着色汚れを取り除くためには、歯科医院でのクリーニングが効果的です。歯科医院では、通常の歯磨きでは落とせないステインや歯石を超音波や専用の器具を使って除去します。クリーニングを受けることで、歯の本来の白さを取り戻すだけでなく、虫歯や歯周病の予防にもつながります。ただし、飲食物の色素によって再び着色することがあるため、定期的なクリーニングが重要です。歯の美しさと健康のために、定期的な歯科医院でのクリーニングをおすすめします。

    ◇加齢の場合:歯の変色は、加齢によって歯そのものが黄ばんでいるため、表面に色素が沈着しているわけではありません。そのため、歯のクリーニングだけでは歯を白くすることはできません。しかし、ホワイトニングを行うことで加齢による歯の黄ばみを改善することができます。ホワイトニングには、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、自宅でマウスピースを使用して行う「ホームホワイトニング」の2つの方法があります。また、両方を併用する「デュアルホワイトニング」や、美容サロンなどで行う「セルフホワイトニング」も選択肢としてありますので、自分に合った方法を選ぶ際には費用や効果を考慮しましょう。

    ◇虫歯や虫歯の治療後の場合:虫歯が歯の変色の原因である場合は、早めに虫歯治療を受けることが重要です。治療を受けることで歯の変色を改善することができます。もし治療後の詰め物や被せ物が変色している場合は、ホワイトニングで元の白さに戻すことはできません。歯科医院で詰め物や被せ物を新しくすることで、白くすることができます。

    変色した歯をキレイにする方法②

    ◇歯の神経が死んでいる場合:神経が死んでしまった歯は耐久性が低下するため、通常は被せ物をすることが多いです。金属の被せ物に抵抗がある場合は、セラミックなどを使用して天然歯と同じような色にすることができます。他にも、歯の表面を削り、白いセラミックや薄いプラスチックの板を貼り付けるラミネートベニアという方法もあります。また、歯の内部にホワイトニング剤を注入して変色した象牙質を白くするウォーキングブリーチという選択肢もありますので、歯科医師に相談しながら最適な方法を選ぶことをおすすめします。

    ◇テトラサイクリン歯の場合:テトラサイクリンによる歯の変色の程度に応じて、適切な対処法が異なります。軽度から中程度の変色の場合は、ホワイトニングが効果的です。黄色やオレンジ、淡い茶色の変色には、ホワイトニングを考えると良いでしょう。しかし、重度の変色(グレー、黒など)の場合は、ホワイトニングでは改善が難しいです。そのような場合には、ラミネートベニアと呼ばれる白いセラミックやプラスチックの板を歯の表面に貼り付ける方法がおすすめです。

    まとめ

    歯の色が変わると、顔全体の印象も変わります。もし変色が気になる場合は、まず原因を特定し、それに適した対処法を試してみることをおすすめします。

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