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歯の矯正中でもホワイトニングは可能?注意点を解説

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歯の矯正中でもホワイトニングは可能?注意点を解説

歯の矯正中でもホワイトニングは可能?注意点を解説

2024/04/102024/05/21

歯列矯正中は、矯正装置が原因で歯が黄ばみやすくなります。もし矯正中に歯の黄ばみが気になった場合、ホワイトニングをすることは可能でしょうか。この記事では、歯列矯正中のホワイトニングについて詳しく解説します。また、ホワイトニングを行う最適なタイミングについても紹介するので、「歯列矯正中だけどホワイトニングを考えている」方は、ぜひ参考にしてください。

目次

    マウスピース矯正の場合

    歯列矯正には、マウスピース矯正とワイヤー矯正の2種類があります。マウスピース矯正では、食事や歯磨きの際に外すことができますが、ワイヤー矯正は一度装着すると、矯正が完了するまで付けたままが基本です。矯正装置をつけたままで食事をするため、歯と矯正装置の隙間に汚れが付きやすく、さらに歯磨きがしづらいため、歯が黄ばみやすくなります。一般的に、歯列矯正には数ヶ月から数年の期間がかかりますが、矯正中に歯が黄ばんでしまった場合には、「そんなに長い間放置するのは嫌だ」「ホワイトニングしたい」という方もいるでしょう。しかし、歯列矯正中にホワイトニングができるかどうかは、矯正装置の種類やホワイトニングの方法によって異なります。

    マウスピース矯正をしている場合は、自分でマウスピースを外すことができるため、矯正中でもオフィス、セルフ、ホームホワイトニングのいずれの方法も利用することができます。各ホワイトニングの所要時間の目安は、オフィスホワイトニング:30分~1時間程度、セルフホワイトニング:30~40分程度、ホームホワイトニング:1~2時間程度です。どの方法を選んでも、長時間矯正用のマウスピースを外す必要はありません。矯正用のマウスピースにホームホワイトニング用の薬剤を塗布して、矯正とホワイトニングを同時に行うことも可能です。ただし、矯正用のマウスピースはホワイトニング用のマウスピースよりも硬く、歯に密着するように作られているため、薬剤がはみ出てムラができる可能性があります。矯正とホワイトニングを同時に行いたい場合は、歯科医に相談してみましょう。

    ワイヤー矯正の場合

    ワイヤー矯正をしている場合、矯正装置がどの位置についているかによって、受けられるホワイトニングの種類が異なります。それぞれのホワイトニングの種類別に見てみましょう。

    ◇オフィスホワイトニング:舌側矯正をしている場合、オフィスホワイトニングは矯正中でも受けることができます。しかし、表側矯正をしている場合は、矯正装置が邪魔になるためホワイトニング効果が落ちる可能性があります。また、知覚過敏になりやすい歯列矯正中は、濃度の高い薬剤を使用するオフィスホワイトニングが歯にしみる可能性があります。さらに、オフィスホワイトニングは効果が高いため、矯正装置がついている部分とそうでない部分で白さに差が出ることがあります。そのため、表側矯正中の場合は、オフィスホワイトニングを行うことができないクリニックが多いです。

    ◇セルフホワイトニング:セルフホワイトニングは、ホワイトニング剤を使用する程度なら矯正中でも可能です。ただし、サロンでは矯正中に施術できる場合とできない場合がありますので、事前に問い合わせてください。サロンでは、歯科医院で使用されるような強力な漂白剤は使用できません。代わりに、歯の汚れを落とす作用がマイルドな溶液を使用するため、矯正中でも痛みが少ないという利点があります。また、オフィスホワイトニングほど歯を白くすることはできませんが、矯正器具がついている部分とそうでない部分の違いが比較的わかりにくいという利点もあります。

    ◇ホームホワイトニング:ホームホワイトニングを行う際には、歯にマウスピースを装着する必要があります。しかし、矯正器具が邪魔になってマウスピースをうまく装着できないため、ワイヤー矯正中はホームホワイトニングを行うことはできません。ホームホワイトニングを希望する場合は、矯正が完了してから行うようにしましょう。

    矯正中に行うホワイトニングの注意点

    ホワイトニング中の矯正治療をお勧めできない方や、歯科医師によって施術が制限される場合があります。歯に悪影響を及ぼす可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

    ◇歯に痛みがある場合:歯列矯正には痛みが伴うことがあります。特に矯正装置を初めて付けた直後や調整後は痛みを感じやすい状態です。そのため、ホワイトニングを行う際には、歯の状態を考慮しながら行う必要があります。ホワイトニングの刺激が加わると、激しい痛みを感じる可能性があるため注意が必要です。

    ◇18歳未満の場合:子どもの歯列矯正を始める際、歯の黄ばみが気になることもあるかもしれません。そのため、ホワイトニングを受けさせたいと考える方もいるでしょう。しかし、子どもにホワイトニングを行う際には注意が必要です。歯科医院で使用されるホワイトニング剤は刺激が強く、子どもの歯や歯根の成長を阻害する可能性があります。そのため、18歳未満のホワイトニングは行われない歯科医院もあります。子どもの歯のホワイトニングを考える場合は、年齢制限だけでなく、子ども向けのマイルドな薬剤を使用する歯科医院を選ぶことが重要です。歯科医院では、適切なホワイトニングの方法や時期について相談することができるため、安心して相談してみてください。

    まとめ

    歯列矯正中にホワイトニングが可能かどうかは、矯正装置の種類やホワイトニング方法によって異なります。マウスピースを使用した矯正では特に問題ありませんが、ワイヤー矯正の場合は矯正装置の位置などによってホワイトニングの可否が変わるため、歯科医師に相談してください。

    これまで矯正中のホワイトニングについて説明してきましたが、やはりホワイトニングを受ける際には矯正が完了してからがおすすめです。矯正中は、歯並びの問題により薬剤が均一に浸透せず白さにムラが生じたり、口呼吸によりすぐに着色してしまう可能性があります。一方、矯正が完了していると、歯並びが整っているため薬液が均一に浸透しやすく、美しい白い歯を手に入れやすくなります。

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