ホワイトニングの種類と特徴!それぞれのメリットとデメリットを紹介
2024/05/072024/05/22
歯を白くしたいと思っているけれど、どんなホワイトニング方法が自分に合っているのかわからない方もいるかもしれません。ホワイトニングには4つの種類があり、それぞれ施術方法や効果の速さ、料金などに違いがあります。この記事では、各ホワイトニングの特徴や施術方法、料金の目安などを紹介します。また、歯が黄ばむ原因や白さを保つためのポイントについても解説していますので、参考にしてください。
目次
オフィスホワイトニングの特徴
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行われる歯を白くする方法です。専用の薬剤やレーザーを使用して施術を行い、比較的短期間で効果を実感することができます。
施術にかかる費用は、1回あたり約1~7万円程度であり、場合によっては1本単位で部分的な施術も可能です。
◇オフィスホワイトニングの流れ
① 歯科医院でカウンセリングを受け、施術前の歯の色を確認します。
② 歯の表面の汚れを取るためにクリーニングを行います。
③ 歯茎を保護し、ホワイトニング用の薬剤ジェルを塗布します。
④ 特殊なライトやレーザーを使用して照射を行います。
⑤ ジェルをふき取ります。
⑥ 3~5の手順を数回繰り返します。
⑦ 歯の色をシェードガイドで確認します。
オフィスホワイトニングの施術には、30分~1時間半程度の時間がかかります。
◇メリット
・即効性がある
・専門家による施術で安全性が確保される
・施術回数は1回から自由に選択可能
・器具などの管理は自分で行う必要がない
◇デメリット
・効果の持続時間は3~6ヶ月である
・効果を維持するためには定期的に施術を受ける必要がある
・個人によっては刺激を感じることがあり、染みることもある
・費用も他の方法と比較すると高額である
歯科医院の多くは海外から輸入した薬剤や機材、設備を使用しているため、オフィスホワイトニングの費用は他の方法と比較して高額です。ホワイトニングの効果は3〜6ヶ月持続しますが、定期的な施術を受けなければ白い歯を維持することはできません。施術の頻度や費用を考慮して、受けるかどうかを検討することが重要です。
◇オフィスホワイトニングに向いてる人
・効果を早く実感したい
・予算に余裕がある
・歯科医院で治療を受けたい
ホームホワイトニングの特徴
ホームホワイトニングは、歯科医院で処方される薬剤を自宅で使用して行う歯のホワイトニング方法です。歯科医院で自分の歯に合ったマウスピースを作成し、薬剤を受け取って自分で塗布し、マウスピースを装着します。費用は専用のマウスピースの作成料金と薬剤代で、一般的には約1.5万円~3万円程度です。ホワイトニングを行う期間が長くなると費用も増えるため、施術期間は歯科医と相談して決めましょう。
◇ホームホワイトニングの流れ
① 歯科医院でカウンセリングを受け、歯や歯茎の状態をチェックします。
② クリーニングを行い、歯の表面の汚れを取り除きます。
③ マウスピースの型取りを行います。
④ マウスピースが完成したら受け取り、使用方法の説明を受けます。
⑤ 自宅でホワイトニングを開始します。
⑥ 歯科医院で定期的に経過を確認します。
自宅でマウスピースを装着する際には、毎日1~2時間程度装着する必要があります。
◇メリット
・自分のペースでホワイトニングできる
・オフィスホワイトニングよりも費用がかからない
・オフィスホワイトニングでは染みる人でも行いやすい
・ホワイトニング効果が比較的長く継続する
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングよりも薄めの薬剤を使用しているため、敏感な方にもおすすめです。さらに、ホームホワイトニングは費用が抑えられ、自分のペースで行うことができます。効果も比較的長く続くため、定期的なメンテナンスが必要なく、染みる人でも安心して利用できます。
◇デメリット
・効果が現れるまでには時間がかかる
・毎日1~2時間自分で装着する必要がある
・定期的に状態を確認してもらう必要がある
◇ホームホワイトニングに向いてる人
ホームホワイトニングは、白さのレベルを調整しやすいため、特に目標とする白さがある人におすすめです。
デュアルホワイトニングの特徴
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う施術方法のことです。この方法は効果が速く、かつ持続性にも優れている特徴があります。
◇デュアルホワイトニングの流れ
① 歯科医院でカウンセリングを受け、歯や歯茎の状態をチェックする
② クリーニングを行い、歯の表面の汚れを取り除く
③ 歯茎を保護し、ホワイトニング剤を塗布する
④ 専用のライトを使用して照射する
⑤ 歯の色を確認しながら3~4を繰り返す
⑥ マウスピース用の歯型を取る
⑦ ホームホワイトニングキットを受け取り、ホワイトニングを開始する
⑧ 定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける
施術後、歯科医院でアフターケアを受けることで効果を実感しやすくなります。
◇メリット
・効果を実感しやすく、歯が早く白くなる
・白い歯を長く保つことができるため、頻繁な施術は必要ない
◇デメリット
デュアルホワイトニングのデメリットは、2つの処置を組み合わせて行うため、費用が高くなりやすいことです。
歯科医院での処置費用に加えて、ホームホワイトニングのための費用も必要になるため、歯科医院によって異なりますが、おおよそ50,000~80,000円程度の費用がかかると考えておきましょう。
◇デュアルホワイトニングが向いてる人
・即座に真っ白になりたい!という方
・費用がかかっても効果の高い結果を望む方
セルフホワイトニングの特徴
セルフホワイトニングは、自宅やサロンで行う歯のホワイトニング方法で、自分で施術することを指します。セルフホワイトニングの大きな特徴は、過酸化水素を使用しないことです。
過酸化水素は、歯の漂白に使われる液体で、歯科医院でのホワイトニングでは使用されますが、歯科医や歯科衛生士がいないセルフホワイトニングでは使用できません。
◇セルフホワイトニングの流れ
① カウンセリングを受ける
② 歯磨きで歯の表面の汚れを取り除く
③ マウスオープナーを装着する
④ 歯の表面の水分を拭き取る
⑤ ホワイトニング用の溶液を歯に塗る
⑥ LEDライトを照射する
⑦ 口をすすぐ
⑧ 3~8を回数に応じて繰り返す(回数はサロンによって異なる)
⑨ 仕上げに歯を磨く
セルフホワイトニングの施術時間は、初回は45分~1時間、2回目以降は30分程度が目安です。
◇メリット
セルフホワイトニングのメリットは、歯科医院で行うよりも費用が低いことです。自宅で行うセルフホワイトニングは、数百円から数千円程度で行うことができますし、サロンで行う場合でも1回あたりの相場は3,000円から5,000円程度です。
費用の負担が少ないため、歯科医院での施術と比べて手軽に行うことができるのが大きなメリットです。
さらに、サロンでの施術以外にも、ホワイトニングキットを使ったセルフホワイトニングや、ホワイトニング成分が含まれている歯磨き粉を使用するなど、自宅で手軽に行える方法もあります。これもセルフホワイトニングの特徴です。
◇デメリット
・効果がすぐに現れない
・生まれつきの歯の色よりも白くすることはできない
セルフホワイトニングは即効性がないため、継続的なケアが必要です。また、歯の本来の色よりも白くすることはできないため、完全に真っ白な歯を目指すと失望するかもしれません。
◇セルフホワイトニングが向いてる人
・手頃な価格でホワイトニングを試してみたい方
・痛みや施術後の食事制限などがない方法で、手軽に自然な白い歯を目指したい方
ホワイトニングの効果を長持ちさせるポイント
ホワイトニングの効果を維持するためには、継続的なケアが欠かせません。美しい歯を保つためには、以下の5つのポイントに気を配りましょう。
◇定期的に歯のクリーニングを受ける
ホワイトニングを受けた後は、定期的に歯のクリーニングを受けることが大切です。日常生活で付着する汚れをこまめに取り除くことで、白さを長く保つことができます。自分では気づかない色の戻りにも気づき、清潔で健康な口内環境を維持することができます。
◇食後に口をすすぐ習慣をつける
食べ物や飲み物の着色汚れは、早めに取り除くことで色の戻りを防ぐことができます。口をすすぐだけでも、水でサッと洗い流すだけでも、白さを保つことができますので、食事の後には口をすすぐ習慣を身につけましょう。外出先で歯磨きが難しい場合でも、すすぐだけなら簡単にできます。
◇食事に気をつける
ホワイトニング後は、着色しやすい食品や色の濃い料理は避けることがおすすめです。コーヒーや紅茶、カレー、ワインなどを摂取したら、早めに歯磨きをしましょう。
ホームホワイトニングの場合は、酸味の強い食品にも注意が必要です。施術後はエナメル質がむき出しになり、酢やレモン、酸味のあるジュースで歯が溶けて黄ばみやすくなる傾向があります。
◇禁煙する
タバコに含まれるタールやヤニ汚れは、食べ物のシミよりも歯に強く付着します。喫煙は歯周病のリスクを高めると言われているので、歯の健康のためには控えることが大切です。
◇継続的にホワイトニングをする
歯の白さを維持するためには、定期的な施術が必要です。効果が薄れた際には、追加の「タッチアップホワイトニング」を受けることで、白さを長く保つことができます。歯科医院によっては、再施術を通常よりも低価格で提供している場合もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
ホワイトニングの方法は様々ですが、効果の強さや持続期間、費用などを考慮して施術方法を選ぶ必要があります。
セルフホワイトニングを試してから、歯科医院での施術も検討することもできます。歯の白さは永遠に続かないため、定期的にホワイトニングを行う必要があります。自分に合ったホワイトニング方法を選び、美しい白い歯を手に入れましょう。