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歯の根元が黄ばむ4つの原因は?ホワイトニングとの相性

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歯の根元が黄ばむ4つの原因は?ホワイトニングとの相性

歯の根元が黄ばむ4つの原因は?ホワイトニングとの相性

2024/04/202024/05/22

鏡を見た時に、歯の黄ばみが気になることがあります。特に、歯の根元に向かって黄ばみが増していると感じる方が多いのではないでしょうか。なぜ、歯の根元の方が噛む側よりも黄ばみが強いのか、その理由を解説していきます。

目次

    歯の形態学的特徴

    歯は、内側から歯の神経、象牙質、エナメル質の順で構成されています。歯の噛む面よりも歯の根元方向(歯茎側)に向けて、再表層のエナメル質は薄くなっています。エナメル質は半透明で乳白色の組織であり、内側の象牙質の色が透けて見えます。この象牙質は黄色い色をしており、歯が黄色く見える原因は象牙質にあります。そのため、エナメル質が厚い歯の噛む側の面よりも根元方向の方がより象牙質の黄ばみがエナメル質から透けて見えやすいため、歯の根元側の方が黄ばみが強くなります。

    歯の形態学的な特徴により、ホワイトニングで歯全体を均一に真っ白にすることは難しいです。また、オフィスホワイトニングでは薬剤が強力で、歯の根元まで薬剤を塗布すると歯茎に付着する可能性もあるため、根元付近までの薬剤の塗布は難しい傾向にあります。そのため、根元の黄ばみが気になる方には、歯の隅々までしっかりと薬剤を作用させることができるホームホワイトニングがおすすめです。ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングと比べて、歯の隅々まで薬剤を作用させることが可能です。

    歯の根元に詰め物をしている

    歯の根元側は噛む面と比べて虫歯のリスクが高く、また知覚過敏の原因にもなりやすいです。これらの治療のために、根元部分にはレジンという詰め物をすることがあります。このレジンは、詰めた当初は自分の歯の色に合わせているため、違和感がありませんが、経年劣化により変色してしまうことがあります。そのため、きわの部分が黄ばんで見えるように感じることがあります。この場合、詰め物を自分の歯の色に合わせて詰め替えることがおすすめです。また、ホワイトニングを行う際には、まずホワイトニングを先に行い、その後に詰め物を交換すると、より自然な仕上がりになります。また、レジンについては、経年変化による変色だけでなく、歯ブラシの圧力や噛み合わせによる負荷がかかる部分では、部分的に欠けることもあります。これにより、欠けた部分や歯の小さな溝に着色物が入り込み、部分的に変色することもあります。

    詰め物が歯の根元にある場合、ホワイトニングの薬剤は詰め物部分に効果を及ぼしません。そのため、自分の歯の色に合わせた詰め物に交換する必要があります。

    テトラサイクリン歯

    テトラサイクリン歯は、歯の形成期(出生〜12歳)にテトラサイクリン系の抗生剤を服用することによって歯が変色する状態です。テトラサイクリン系抗生物質はかつて風邪薬のシロップとして使用されていました。昭和40年代ごろによく使われており、現在では40代〜50代の人々によく見られます。テトラサイクリン歯の変色の原因は、テトラサイクリンがカルシウムと結合しやすい性質を持っているため、歯の形成中に含まれるカルシウムと結合し、象牙質の中に沈着することです。この沈着物質は、紫外線にさらされると光化学反応によって変色します。変色の具体的なパターンは、テトラサイクリンの服用量や服用時期によって異なる状態を示します。中でも、2層性の変色が現れ、一部の場合では特に端の部分に濃い変色が見られることもあります。

    ホワイトニングが効果的な場合もありますが、通常の歯よりも効果が遅いか、または現れにくいことがあります。効果が得られない場合、詰め物やテトラサイクリンによる変色が重度な場合には、セラミック治療を選択する人もいます。セラミック治療では歯を削る必要があるため、まずはホワイトニングを試してからセラミック治療を検討することも良いでしょう。

    歯茎が下がっている

    歯茎は加齢や歯周病の影響で退縮する傾向があります。退縮すると、象牙質が露出してしまい、エナメル質で覆われている部分と比べて黄ばんで見えます。歯茎の退縮は加齢や歯周病以外にも、噛み合わせによる部分的な強い力や歯ブラシでの過剰な磨きによっても引き起こされることがあります。

    象牙質が露出している箇所では、ホワイトニングによる改善は困難であると考えられます。しかし、プラスチックの材料であるレジンを使用して露出した部分を覆う治療や、自身の歯茎を移植して象牙質が露出している部分を覆う歯周外科処置などの治療法があります。これらの方法は、ホワイトニングの薬剤による痛みを考慮したものです。

    まとめ

    歯の根元が黄ばむ原因とホワイトニングとの相性について解説してきました。

    歯の根元側の黄ばみと一言にいっても原因は様々です。気になる方は歯科医院で相談するのがおすすめです。

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